Little Glee Monster はじまりの歌 in 武道館

 

 

2017年1月8日( 日)

強力な武器を使いこなしてきた少女達

当日はあいにくの雨模様。物販の開始時間が13時と発表されて少し悩んだが、物販でのタオル他の購入を断念。
(若いファンが朝から並ぶに違いないし、2時間以上の行列は覚悟しなければならないであろうと予想。当日の天候と私の体力を考えると無理はできない。)
予想通りタオルやパーカーは早々と完売したらしい。

開場15分前に到着。席はアリーナ7列目の中央辺りと良席。

ライブレポートについては、これらを参照してもらえれば十分。
http://natalie.mu/music/news/216151 ナタリー
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160906-00010016-realsound-musi
Yahooニュース
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/01/09/kiji/20170108s00041000241000c.html
スポニチ
http://www.m-on.press/music/0000090851 M-ONプレス

個人的な感想としては、、、
1.プロのライターの方のレポにもあるが、歌唱のクオリティが高い。
そんな事は最初から解っていることではあるが、この広い武道館でイヤモニも付けずに(いつも付けてないが・・)これだけ歌えるというのは、凄い以外の言葉が見つからない。
WOWOWでは放送されなかったが、バンド紹介の時にメンバーとバンド(楽器)の掛け合いがあった。よくJAZZシンガーはスキャットでピアノやギターといった楽器と掛け合いをするが、リトグリはもっとSOULFULな掛け合いを演じてくれた。
それに声を張って歌う役割が多い、芹奈と麻珠の掛け合いは鳥肌ものだった。
こんなのを見せられたら・・・若い娘でちょっと歌が上手いアイドル?グループなんじゃないのリトグリって・・と思っていた方々はノックアウトされたに違いない。
そんな事を思っている人は当日武道館にはいなかったが、それでもあらためてノックアウトされたファンは多かったに違いない。(私もその一人)

2.ダンスにも挑戦しエンターテイメント性を高めている。
メンバーの中にはかれん、MAYU、芹奈のように小さい頃ダンスもやっていた子もいるが、リトグリはあくまでもヴォーカルグループとしてデビューしたので、歌に合わせた簡単な振り以外のいわゆるダンスと呼ばれるものはほとんどやってこなかった。
今回の武道館では、Catch Me If You Canからの3曲では、金ラメの衣装でポールダンス風の椅子を使った振りや、ハットとステッキを使ったブローウエイミュージカル風の振りを披露してくれた。
まだまだ「色気」にはほど遠いグリ娘ちゃん達ではあるが、このコーナーでメンバーというよりは運営サイドのリトグリの今後に対する考え方や方向性が垣間見えたような気がした。
歌だけで10年後も勝負するのか、仮にショービスの本場アメリカを視野に入れるのであれば、リトグリの歌唱力だけでは勝負には多分ならない。ラスベガスの一流ホテルでの1ヶ月連続公演とかを実現するのであれば、歌唱力だけではない「何か」の要素が必要となると思われる。ある程度のダンス力(ダンサーではないのでそこまでは不要と思うが)も必要だし、加えて楽曲、表現(日本テイスト)、お国が違っても理解してもらえるストーリー・・・まだまだ彼女達が吸収していかなければならないものは多い。
しかし、SONYという世界レーベルのバックも付いているので一つ一つ積み上げていって欲しいものである。
私からの提案としは、、是非リトグリのミュージカルを観てみたい。既存のミュージカルならウエストサイドストーリーを始めとする誰もが知っているもの、(ライオンキングはもうひとつかな・・)、新しくリトグリ用に作ってもらってもいいかもしれない。
そのミュージカルステージで全国ツアーとかやってくれるとファンも喜ぶことでしょう。

3.そこまでやらなくても・・と思わせる全力姿勢
ライブを観た人はご存知の通り(WOWOWでは放送されなかった)、アンコールが2回ありました。(個人的には運営側の想定の範囲内だと思っていますが・・)ファンとしては当然のことながら大喜び。その頃には既に2時間半近く歌っているので、流石のメンバーも疲れているようでした。MAYUの声はかすれていたし、麻珠先輩も音を伸ばしきれない箇所もあったようです。芹奈はステージ上を動き回り、走り回っていたので、体力的にもピークに達していたのにもかかわらず、曲の最後で「ジャン」とジャンプして終わる時にヘドバンとかするものだから、ステージに倒れ込んでしまいました。
親目線で言えば、全力を出し切る事はプロとしては当然ではあるが、倒れるまでやるのは止めて欲しかったですね。それで身体に変調をきたしたら元も子もありませんから。
しかし、そんなグリ娘ちゃん達の武道館ライブに対する姿勢は、お客さんの感動を呼んだのも事実です。
私の後ろにいらっしゃった、大人ガオラーの女性はアンコ-ル2回目が始まる時から、「もうええよこれ以上やらなくて・・」とボロボロに泣きながら叫んでいました。
当然多くの若手ガオラーの女子達も感動で泣きながら、推しの名前を絶叫していました。こんなステージ、音楽に対する全力姿勢も多くのファンを惹き付ける所ですね。

4.リトグリの未来年表
http://ameblo.jp/rusticvillage/entry-11866376457.html
私は、2014年5月に書いたブログ で3年後に武道館に立っていると書いていました。私の予想より数ヶ月早くリトグリは武道館に立ちました。本当に凄いですね。
グリ娘ちゃん達の次の目標は2020年東京オリンピックのオープニングセレモニーで歌う事。今回の武道館コンサートの成功をみると可能性はぐっと高まったと思います。
そこで、リトグリの未来年表を考えてみたいと思います。
(もしろん私の希望的観測も含めての話ですのでその点はご考慮ください)

2017年
春 全国ホールツアー(既発表)
夏 複数のフェスに出演
7月のFUJI ROCKや8月のROCK INや サマソニあたり
秋 秋の全国ツアー ファイナルは東京DOME
冬 クリスマスコンサート(東京国際フォーラムホールA)
紅白歌合戦
・TVドラマの主題歌、映画の主題歌がヒットする。

2018年
リトグリミュージカル 東名阪で全4公演
夏 初の海外フェスに出演
リトグリ冠番組スタート 音楽ジャンルにこだわらずゲストを迎え
音楽談義とコラボ。ヴォーカルだけでなくインストのゲストとも
共演してもらいたいですね。
秋 全国アリーナツアー
さいたまスーパーアリーナ大阪城ホール、武道館、代々木第一体育館
横浜アリーナ日本ガイシホール神戸ワールド記念ホール、マリンメッセ福岡・・等
紅白歌合戦
年越しライブ・・最年少MANAKAちゃんが18歳になるので。

2019年
この年からは大箱(DOMEクラス)のツアーと並行して、全国の市民会館クラスの会場を回る全国ツアーが並行して開始される。(ファン層の方寄りが無くなり、実質的に国民的アーティストの仲間入りを果たす。)
ロンドンとパリで日本ウィークに合わせた単独ライブを行い好評を得る。

2020年
東京オリンピック開会式でのパフォーマンス

5.課題
①ファン層の拡大 現在は10代の男女(特に女性)に大人気であるが、これをもっと幅広い年齢層にどう拡大していくか。
②楽曲的にもファンの年齢層に合致するような曲ばかりだと世界には打って出れないなので、①とどうバランスを取りながら楽曲の幅を広げていくか。
③そろそろチケットがプラチナ化し始めているので、早目の買占め転売業者対策が必要かもしれません。
④リリイベも集まる人が多くなってきているので、出来る場所がますます限られてくるし、それにつれて特典券のゲットが難しくなることが予想される。

まぁ芸能生活を長く続ける事自体がさほど簡単な事ではないので、これらを課題と
呼べるのかどうかも意見が分かれる所だとは思います。
歌唱力という強力な武器を使いこなし、それにエンターテイメント性も獲得しつつある
リトルグリーモンスターから今後も目を離せません。