PSE闘病記 その4
PSE闘病記 その1は、手術日前日。
手術日をx日とするとx-1日。
その2は手術日なので x日。
その3は手術日の翌日なので x+1日。
このその4は、x+2日〜x+4日までをリポートしたいと思います。
この間、いくつか既に指摘されているPSEの直接的副作用の中で私には、腹痛、発熱、腹水が発生しました。
加えて、腹痛をかばって寝ていた為か首筋を痛めてしまいました。
「腹痛」
最初は肋骨の裏側というか脾臓自体がズキズキ痛むパターンでしたが、これが引いていくに連れて、咳、くしゃみ、腹筋に力が入る時に痛みが響くように変化していきました。この響くというのは、手術するとよくあることではありますが、いつになったら無くなるのか予想がつかないのがもどかしいですね。
対策は痛みの緩和、痛み止めの服用しかありません。点滴で入れるとよく効きます。
「発熱」
術後私の場合、37度後半の熱が続き、抗生剤の点滴をx+4日現在継続中で、朝方は36度台になって来ました。
「腹水」
肝臓疾患を持っている場合、腹水が溜まりやすいような気がします。
私の場合、過去に何度も腹水は経験しており、何となく身体が腹水の信号を発してくれるので先に医師に腹水が溜まりだしている旨を伝達しました。
対策は利尿剤の服用ですが、点滴で入れるとよく効きます。
「首筋痛」
首筋から肩にかけて、痛みが走るようになりました。最初は甘く見てたのですが、夜中余りの痛さに眠れず整形外科受診を希望しました。
レントゲンの結果メスを入れなければならないような状態では無いとの判断でしたので、モーラステープという貼り薬とカロナールという痛み止めの内服で、x+4日現在痛みはピークの半分になりました。もう暫くこれを継続します。
PSE闘病記 その3
今回は手術翌日の様子を書きたいと思います。
PSEの副作用として知られているのは、、、
「熱が出る」手術すると大体熱が出ますね。対策は抗生剤の点滴。
「腹痛」脾臓の一部の血流が止まるという事はその部分が死ぬという事なのでその過程で腹痛が発生するらしいです。直接的な対策は無く痛み止めが唯一の方法です。この痛みは人によって異なり、まぁそうですよね、数日間唸る方もいらっしゃるそうです。痛みは、キリで刺すというよりは重いズキズキするような痛みです。
私の場合は、手術当日の痛みを10とすると翌日は5〜6くらいになっていました。
しかし術後で、痛みもあるので食欲は無く、栄養剤の点滴で生き延びるという1日でした。
終日ベッドの上でどよーとしていました。
PSE闘病記 その2
さて手術当日の朝が来ました。
カテーテル手術は麻酔科の医師が行います。(この病院では)
この医師は以前に、胃静脈ののBRTOをやってもらった事があるので以前のBRTOとの比較の話をしたりして準備が進みました。
カテーテルを入れ入れる所は局所麻酔。
局所麻酔しても血管にカテーテルが入る時は少し痛い。
造影剤で血管の位置や太さを確認しながらターゲットとなる血管を特定。
次にその血管の何処を塞閉するかを決めジェルを注入。
CTのようなもので血流を確認。
脾臓の70%程度に対して血流を止めるのでこの作業を何度か繰り返すことになります。
造影剤の副作用で身体が熱くなり、ジェル注入時にはその部分がカーッと熱くなりました。
私の場合、約2時間かかりました。
動脈に穴を開けてカテーテルを入れたので、カテーテルを抜いた穴を止血する為に5時間程度仰向け絶対安静状態となりました。
この間にお腹が痛くなります。脾臓の辺り、左乳首から下の方にかけて鈍痛が続きました。
これが曲者。かなり苦しいです。
痛み止めの点滴で辛うじて眠れるかどうか、私の場合夜中に何度も目が覚めました。
手術当日はこうやって過ぎていきました。
PSE闘病記 その1
脾動脈部分塞閉、PSEと呼ばれる手術を受けた。
〜 以下は私が医師から聞いた内容です。私は医師ではありませんので正確な情報は医師と確認下さい。〜
肝硬変から食道静脈瘤ができ、それが破裂し吐血と下血。
(5〜6人に1人は命を落とすこともあるらしい。)
食道静脈瘤の処置は二回ほどやったのだが、急に一つが大きくなったのかそこが破裂。大きくなった理由も今となっては不明。
タクシーで病院に駆けつけ、医師からは何故救急車を呼ばなかったのかと怒られたが、間に合ってEVL処置で治療。
その時のCTで脾臓が肥大している事が判明。
肝臓が悪い為、肝臓への血流を肝臓が処理しきれず脾臓に流れ込む。脾臓から出ている門脈に流れる血流も増加。門脈が処理しきれなくて胃や食道に瘤が出来る。大雑把にはこんなメカニズムのようだ。
脾臓に入る血流を減らす為に脾動脈の何本かを医療用のアロンアルファで詰めるのがPSEという術式のようだ。
脾臓の場合は足の付け根の太い動脈からカテーテルを入れて行く事になるようです。私の場合は右足の付け根、鼠蹊部と言うらしいです。
手術の前日に入院。
採血、心電図、レントゲンを取り夕食を食べて就寝。
前もって点滴のラインを取りました。
病院の段取りの都合で1日前から点滴の針を刺すというこのやり方、どこの病院でもやっている事ではありますが、患者ファーストではないですね。
それが当たり前になって誰も異議を唱えないところが問題点のような気がします。
手術当日のお話しは次回に続く。
相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断
~~ネタバレするかも・・ネタバレするな~~
観てきました。
最終的な黒幕(鹿賀丈史)は早々に想像がつきます。その背景にあるものが
徐々に解ってくるという仕掛けのようです。
冒頭のヒロイン瑛里佳 (川口まゆ)が10歳の時に起こった領事館員大量殺害と誘拐事件のシーンはちょっとホラーが入っていて怖かったです。
全てはここから始まったのかと思ったのですが、実はもっと以前(太平洋戦争)に、黒幕が南方の島で経験した悲惨な過去にこの事件のルーツがありました。
刻々と犯行時間が迫る中、右京さんが犯人の過去を紐解いてくのですが、ラストシーン
何故右京さんが犯人の前に飛び出し、狙撃されたのかについての謎が一番難しかったですね。
ラストのラストシーン、右京さんが「もう少し」と言った時の心境については謎のままこの映画を観た人に投げかけられた最後の謎だったのかもしれません。
鳥獣戯画 空白の絵巻 〜ネタバレ有り〜
読みました。 面白かったですね。
第7回このミス大賞、優秀賞を取った作品です。
鳥獣戯画は歴史の教科書には必ずと言ってよいくらい掲載されている国宝。
しかし、作者や描かれた目的は諸説があり確定していない。(知らなかった)
この絵巻物の一部が発見されたところから物語が始まります。
主人公は今は亡き著名な画家を母に持ち、類まれなる審美眼を持つ学芸員、安斎洋人という若者。
この発見された鳥獣戯画の断簡を巡り殺人が次々と起こります。
洋人の審美眼は事件の真相にどう迫っていくのか、、
鑑定家を題材にしたミステリーは他にもありますが日本画、しかも国宝であり万人が知る鳥獣戯画を題材にして、作者の心まで読める天才鑑定家が、謎の多い鳥獣戯画の真相に迫りながら事件の真相にも迫るという展開は読んでいて飽きませんでした。
また、洋人が学生時代その才能を認めた女子大生の美宙の自殺未遂と失踪、この事件に責任を感じている洋人と洋人と同級生で当時、いや今でも洋人を愛している、現銀座の一流画廊のオーナー玲子との関係。
物語の最後には悩んでいた洋人が美宙が再会、、、と
単なる謎解きにとどまっておらず、事件にこれが綾を加えています。
著者が考える鳥獣戯画の意味も面白く一気に読める作品だと思います。
美術鑑定士・安斎洋人 「鳥獣戯画」空白の絵巻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
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なぜジョブズは黒いタートルネックしか着なかったのか?
読んでみました。
マイルールを持つ事で周囲の様々な煩わしさから開放され、やりたい事に集中でき、自由が手に入る…というような内容でした。
それを見つける為に、短編話が沢山設定され、それぞれに「あなたの場合は?」といった質問、本中ではミッションと表現されています、が付いていて自分を振り返って見る事が出来るようになっています。
1時間もあればざっとは読める本ですが、ミッションの中には考えさせられるものもあるので、もう一度読み返し引っかかったミッションについては考えてみたいと思います。
ここでネタバレを一つ
ジョブズが黒のタートルネック(Issei Miyake)しか着なかったのは、人生から毎日何を着るかを考える時間を取り除く為だそうです。
やっぱただ者ではありませんね。
しかし、何を残し何をやめるかは、特に年を取って来ると、生活をシンプルにするには必要な事だと思いました。
なぜジョブズは、黒いタートルネックしか着なかったのか? 〜真の幸せを生きるためのマイルール28〜
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