東京女子流のアーティスト宣言とは何だったのか

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ここでも触れられているが、東京女子流はある時唐突に脱アイドル宣言をした。

アイドル雑誌には出ません。アイドルイベントには出ません。アイドルぽい曲は封印します。可愛い路線は捨てます。等々

それはそれで別にいいけど、それらの代わりに何するの?

メンバー個別の仕事、モデル、舞台、映画・・ その結果ライブの数が減り、それが原因ではないがメンバーの一人小西彩乃さんも脱退した。

そしてファンも減った。250人キャパのライブハウス程度がパンパンになる程度までの落ち込み。武道館ライブも当時は武道半と揶揄されたが6000人は来ていたと思われるのが数年でこの有様。

このインタビュー記事中で作詞をしたりセトリを考えたりと得るものもあったと書かれているが、この脱アイドル宣言を身内で身内を否定しないように精一杯の言葉で説明している。アイドルでも作詞や作曲はできるしセトリも考えられる。(そもそもステージ装置なんか無いし)

今更この脱アイドル宣言の是非や責任問題を問うてもしかたがないが、庄司さんの「自分達で活動の幅を狭める結果となった」という言葉がこの方針が間違っていた事を如実に表している。

女子流のメンバーはみんな素直である。小学生の頃から事務所に面倒を見てもらっているので自らが考える事をしてこず大人の言うがままにパフォーマンスをこなしていたのであろう。二十歳になってやっと東京女子流としての自我が芽生えてきたのかもしれない。そしてそんな路線変更は自分達にとって何の意味も無かったことがやっと解ったのかもしれない。

それでは何故今この脱アイドル路線からの決別をしようとしたのであろうか。

想像するに、年齢的にも平均年齢が二十歳となりグループそのものの存続を考えた結果ではないだろうか。

年齢的には今更アイドルとは言えず、もちろんアーティストと呼べるほどの実力も付いていないと感じたメンバー(運営)は、このままではじり貧消滅すると考え、最後の巻き返しとして呼んでくれたらどこでも歌って踊りますという姿勢を打ち出したものと思われる。

あれは嫌、これはOKなどと選別している時ではない、、尻に火が付いた状況なのではないだろうか。今年(2017年)は勝負の年で、もう一度武道館でやることを目標にしているとメンバーは発言している。一旦どん底まで落ちた状態を持ち上げ、右肩上がりトレンドにするのが今年の目標なのであろう。

これはメンバーだけで出来ることではなく、偏に運営の力量が試されることになると思う。そう力量、、少ない予算の中で何を仕掛けていくのか、、どう売り込むのか、、発想力、企画力が必要となることは間違い無い。

個人的には女子流の運営はアホだと思っているので、残念ながらメンバーの目標である武道館AGAINは達成できずに終わるのではないかと思っている。

私も長く女子流を見てきてポテンシャルは十分なのは解っているので、もう一度武道館のステージ上で大人になりエンターテイメント要素がいっぱい詰まったステージを見せてもらいたいものである。